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入居者に人気の設備ランキング! (2018年度)

賃貸物件における入居者に人気の設備ランキング2018年度(全国賃貸住宅新聞調べ)をご紹介します。

このランキングは全国の不動産会社にアンケート調査を実施して入居者ニーズを分析したもので、入居者が賃貸物件に求めるトレンドが一目で分かります。

人気の設備第1位は単身者向け物件、ファミリー向け物件共に3年連続で「インターネット無料」となりました。単身者向けでは4年連続となります。もはや「インターネット無料」は付加価値というよりも、あって当然のインフラ設備になりつつあります。

スマートフォンで楽しむYouTubeなどの動画や高解像度のインターネットゲームは、短時間の利用でもデータ通信量を大きく消費し、通信費が膨らみます。なので通信費を少しでも抑えたいユーザーは、外出時はフリーwi-Fiのスポットを、賃貸の自宅でも設備として備わっている無料wi-Fiを望む傾向が強いのです。

今や日常生活とスマートフォンは切っても切れない関係ですので、首都圏でも空室率の増加が心配される木造アパートにはぜひ導入したい設備です。




区分所有マンションへの投資を念頭にランキングを見れば、宅配ボックスが欠かせない設備だと分かります。

特に単身者向けの物件では昨年から上昇して第2位となっており、ネット通販の急激な増加を受けて、必然的に需要が伸びているのは明らかです。

部屋探しの必須条件に宅配ボックスが備わっていることを挙げる人も多くなっていますので、区分マンションを購入する際には必ずチェックしたいところです。

ちなみに既に所有している分譲マンションで宅配ボックスがない場合でも、エントランスにちょっとしたスペースがあるなら管理組合に設置の提案をしてみることをお勧めします。

例えば集合ポスト下のデッドスペース等、意外に有効活用できる空間はあるものです。

宅配ボックスを3つか4つ設置するだけで賃貸需要は確実に増します。設置費用も35万〜40万くらいで6つか7つ設置できますので、長い目で費用対効果もあります。

分譲マンションの場合、共用設備の設置費用は修繕積立金から支出しますので、別途持ち出しが発生することはありません。そういう意味では、修繕積立金の使い道を投資目線で提案することで、レバレッジの効果を発揮することが出来ます。

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