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入居者に人気の設備ランキング!

不動産投資は家賃が入ってなんぼの投資です。

そういう意味では、数ある競合物件と比較される中で、自己所有の物件を選んで借りてもらうことは投資を成功させる上で最も重要な要件です。

そこで今回は、入居者が部屋選びをする上で重要視する設備をランキング形式でお伝えしようと思います。

不動産とは文字通り動かすことが出来ない資産ですので、購入した後で立地条件を変更することは出来ません。

購入したマンションから最寄り駅までの距離を物理的に縮めることは出来ないのです。

けれども、これから紹介する設備の中には物件を購入した後からでも新設することが出来る物があります。

入居者のニーズに合った設備を積極的に新設することで物件力を向上させることが出来るのです。

以下は全国賃貸住宅新聞が公表した2017年度の「入居者に人気の設備ランキング」です。




1位は単身者向け、ファミリー向け物件共にインターネット無料です。もはやインターネットは電気や水道と同じようにインフラになってますから当然と言えば当然かも知れませんね。

2位はエントランスのオートロックです。TVモニター付きインターホンやホームセキュリティー、防犯カメラもランクインしていることから、住まいへの防犯意識の高まりが強く伺えます。

さて、今回注目したいのは記事の見出しにもある宅配ボックスです。単身者向け物件は3位、ファミリー向け物件でも4位に急浮上しています。

宅配ボックスの需要の背景には、スマートフォンで簡単に利用できるインターネット通販の急速な拡大があります。

アマゾンの「当日お急ぎ便」のように、出勤途中に注文した商品をその日の帰宅時に宅配ボックスで受け取りたいという消費者心理がニーズを生んでいるのです。

前述した防犯意識の話に繋がりますが、1人暮らしの女性にとっては対面しなくても荷物が受け取れるという安心感もニーズの要因だと思います。

投資で分譲マンションの購入を検討している方は、共用部の設備に宅配ボックスがあるかチェックするのを忘れないで下さい。

私は賃貸管理会社に勤めてますので、物件オーナーから依頼されて実際に入居者を募集する立場にありますが、設備として宅配ボックスがある物件は、備わってない競合物件と比べて募集情報を掲載するポータルサイトからの反響が明らかに多くなります。

部屋探しをしている人がポータルサイトを使って物件情報を検索する際、家賃の上限や最寄り駅からの徒歩分数などを入力して物件を絞り込みますが、併せて設備面でも宅配ボックスを希望条件としてチェックする人が増加していると言えるでしょう。

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